それが俺が耳にした歌なら/ホロウ・シカエルボク
を求めること自体にたいした意味は無いが、意味を求めることをしなければ人間は真実に近付くことは出来ない、思考停止したやつらの為に用意された真実ではない、半端な世界を維持するためだけに設えられた、半端な連中にとって都合のいい真実ではない、生身に刻み付ける、血液に叩き込む種類の真実のことだ、真実なんて誰でもが口に出来る筈はない、そして、共通認識として万人で共有出来るものでもない、それは言ってみれば混沌の中を模索し続けてようやく朧気に見えて来るものだ、能動的な人生の途中経過とでも言うようなものだ、そしてそれは定型ではない、常に形を変え続ける、俺がいつも速度の話をするのはそこにある、変化し続けるものにぴった
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