小林よしのり『コロナ論』シリーズを巡って/鏡ミラー文志
 
い作品を描いていて、ニュース性もふんだんにあるにも関わらず、戦争論を描いていた頃に比べれば、存在感の薄い存在になっていたことは確かです。
僕はそれまでテレビ的なものをそれなりに信じて生きてきました。ビートたけしや太田光のいうこと発言にはそれなりに聴くに値する価値があると思っていたのです。しかし、コロナ以降は、本当のことをテレビでいるタレントは一人もいないことに気付かされた。ラジオもそうです。彼らは本当のことがなんなのか? という認識すら正しく持っていないのです。

AIs先生:なるほど。?あなたが求めているのは「評論」でも「議論」でもなくて、?“あの時代に実際に起きたことの、静かな語り合い”
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