全行引用による自伝詩。 05/田中宏輔2
 
もしかすると、それこそが、あなたってひとなんじゃないかしら、あなたが記憶するものが
(オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』13、野口幸夫訳)

世界は物語でいっぱい
(オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』15、野口幸夫訳)

思い出というのは、わたしたちにいたずらをするものよ
(オースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』13、野口幸夫訳)

(…)性は渾然一体になることができず、その混淆と自然の潮流へわれわれを同時に連れて行ってはくれないのだから、とあんたに教えたのであった。つまり、その区別があってはじめてわれわれは互いに寄り添い、それを取り戻すために離れ
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