【わが短歌・俳句入門】<歳時記を読みながら>/藤原 実
それを防ぎ、イメージの世界と日常の世界を行き来する架け橋として季語をかんがえられないか・・・・・・。そんなことをぼんやりと思いながら歳時記を読み耽っている。
なぜ、歳時記をこんなにおもしろく感じるのだろうか?
なぜ、俳句なぞに惹かれるようになったのだろうか?
「イメージの世界と日常の世界を行き来する架け橋としての季語」という発想が自分のどんな部分から涌いてきたのだろうか?
などということを考えているうち、昨夜、ハッと思いだした本があった。それは種村季弘著『ナンセンス詩人の肖像』(ちくま文庫)という本であった。このなかでルイス・キャロルについては特に二章がさかれているのだが、そのなか
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