ことばの美はどこに隠れている/室町 礼
 
ことは少ないと思うのでこれは
詩人にだけそなわった特別な感性だとわたし個人は思っています。
まったく無関係なことばを意識のなかで連合させて美を見出す能力。
これが詩の成立にとって大事な要素のひとつじゃないかと思うので
す。
だからわたしは詩を読むときレトリックや意味や思想よりもそこ
に美はあるのか? とまずは問い、全体を俯瞰します。
内容だの隠喩だのよりどちらかというとことばの選択とリズムに注
意を払います。頭脳が関与する、ことばの分析的な解釈に興味はあ
まりなく直感的な身体的本能が感受する領域のことばに目がいくので
す。
大阪のなんば花月劇場前にジュンク堂という三階か四階建
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