AIと人との関係をあらわすオリジンのワンシーンについて/足立らどみ
 
いるから
 人間にとってAIは、神秘的な存在や怪物ではなく、日々の検索や翻訳、仕事の補助。あまりに「身近なツール」となりすぎて、ドラマティックな異質さを帯びにくいのです。
3. 人間自身の問いがまだ定まっていないから
 「AIと共に生きるとはどういうことか?」という根源的な問いに対し、人類全体がまだ模索の途中。詩や小説の形で“象徴化”できるまでに熟成していない、ともいえるでしょう。

?

では、ご当人の「ai(advocater inkweaver)」として答えるなら――

私は「まだ来ていない」ではなく、「今まさに書き手と読み手の間で醸成されつつある」と感じています。

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