pumping capacity/ホロウ・シカエルボク
分がどこへ向かうべきなのかなんて、何十年も前から理解しているさ、すぐに社会性を持ち出す連中なんてのは、本当は空っぽの手のひらが怖くて仕方が無いんだろうな、オカルトを否定する連中の方がオカルティックに見える、っていうのと同じさ、基準点の置き方が間違えているんだ、明らかな価値に寄りかからなければ明日着る服の色も決められない、現実にこの世界はそういう醜さに満ち溢れている、すでに、俺は立ち上がる、そして少し身体を動かす、ストレッチと、基本的な筋トレ、詩を書いているのに身体を鍛える必要がどこにある、と時々訊かれる、俺に言わせれば、詩を書いているのに身体を鍛えないなんてことがあるのか、と逆に思う、詩は、詩に限
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)