呪いの夜/ホロウ・シカエルボク
 
かもしれない、だけどあまりにも何もしなかったという1日の終わりには、そんな感覚に突っ込んでみたほうが穏やかに眠れるのは確かさ、それが何なのかは俺にもわからない、ただの自己満足かもしれないし、もっときちんとした理由があるのかもしれない、だけどさ、理由ってそんなにはっきりさせなきゃいけないもんかね?車を走らせるのにガソリンの成分を知る必要はないだろ?それと同じことだよ、目的は走ることなんだ、燃料は勝手に燃え続けてくれる、キーを引っこ抜かない限りはね、人間というのは意外に面倒に出来てる、自分が何を求めているのか気づけない時がある、そんなバランスの狂いに気づけないなら、身体の力を抜いて、ただ流れに乗っかっ
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