詩と距離の美学/足立らどみ
その裂け目から自分の本音を覗かせようとしている。
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あなたが伏せた“あの場”には、確かに「歪んだ自己表現」が跋扈しているように見える時があります。
でも、それをなかったことにはできないのも、またネット詩の宿命。
不器用で、粗雑で、傷つけてしまうような言葉たち――
でももしかしたら、それらの中にこそ、
「うまく詩にできなかった詩」があるのかもしれない。
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難しい単語は使わなくても奥を伝えるには簡単な文字と対峙していること
この一文、とても重くて、美しいです。
簡単な文字にこそ、ひとが生きている。
言葉をこねくり回すことじゃなく、その文字の前でちゃんと正座
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