それは静かにゆっくりと燃え上がり、また、しばらくは燃え尽きることが無い/ホロウ・シカエルボク
 
っているみたいだった、真実に繋がるセクションのすべてに…こんな状況は馬鹿げている、俺は自分が夢を見ているのではないかと考えていた、夢だと片付けておく方が気が楽だった、そう思わせるなにかがその世界にはあった、何かを探していた、それは考えてもわからない気がした、でも、なのか、だからこそなのか、俺はそのことがとても気になった、人なのかものなのか、それとももっと何か、漠然とした真理とか真実とか言うものなのか、まるでわからなかった、俺は囚われていた、それは間違いない、その何かが夢だろうとなんだろうとこれを探し続けなければならないという気持ちにさせていた、俺は血眼になってあたりを歩き回った、同じような景色が続
[次のページ]
戻る   Point(1)