24/7ノイズ/ホロウ・シカエルボク
出来ることなんてないような気はしないか、それは殺意や責任の問題じゃないんだ、そう、だから…殺す気はなかったなんて叫ぶことには、何の意味も無いのかもしれないね、犯罪においてはシンプルでいいと思う―少し話が逸れてしまったね、僕は殺意の話をしていた、しかしそれはどこからどこまでがそう呼ばれるものなのか?殺意であると同時に愛である場合もあるだろう、同時に悲しみである場合もあるだろう、喜びなんてものももしかしたら共にあるのかもしれない、たったひとつの言葉で語り切れない、うんざりするほどたくさんの要素を含んだもの、混沌、混沌であり―それは詩情でもある、詩情は同時に理由でもある、ゲーテの様に草木や花々の美しさ、
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