滑るUP(ユニバース・フィリピン) Diliman校、夜にて公園の歩道/水恋鳥魚夫
空間になっていた
(11)音楽は世界に満ちて
仕事の終わった家族と友人の憩いの場か
エレキギターにドラムとキーボードも並べている
今日は仕事終わったのか
バンバンバーン
ブハイコー(私の人生の意味)
彼らはビートルズを知らない
松田聖子もハイセイコーも
原住民が小野田さんと力道山に万歳
ドラムをバチャバチャたたく
もう8年も無職なんだと笑った人がジンを飲む姿に愁いはない
それでも毎日来る夜はクリスマスの様に静かにうれしい
バナナキュウとか櫛で焼いた大した値段でないテラピアが並ぶ
(12)悪夢のような真実
フィりピンを去り行く前に鮮明な記憶
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