滑るUP(ユニバース・フィリピン) Diliman校、夜にて公園の歩道/水恋鳥魚夫
 
記憶は、
ラグナの友人の娘の誕生会にBinangonan着く
車を降りてその地の田園の畦道を歩き始めた時の出来事
豚が直立し2本足で歩いてきた 
しかし近づくと首から上は豚でその下は人間だった
手を引いているのは母親なのか、ごく普通の御夫人だった
呪いなのか、神の怒りか
形相の凄みに驚愕の声も出ない
息はしていたのか呼吸の記憶なし

同じところに10年も住めば次第に生活の様態が変わって来たのがわかる
クリスマスに子供たちが近所の家々を回り玄関先で
クリスマスに夜を讃える歌を歌う
もう夕闇だが家の人はお金を渡し労をねぎらう

しかしコロナウィルス終息後各家にかざられた明
[次のページ]
戻る   Point(2)