yojin/あらい
 
しを知っていた(?)

うまく呼吸できずに たたまれつづけている
ためいきより浅く 祈りよりながい震え
咳き込むたびに あらゆる街路がリブートして
今夜も染色している 棘の群れは 風の残骸
足元に滲んだ影が 猫の形にほどけていく

s????… ka?t??i…
?a ??i??… p??t???…
ha… ha… t??i…
(t??i?t??i?t??i?)
? mo, mo, mo ?
(?)
ka??e, ka??e…

唯一、あたたかい
木々は数千年分の眩しさで
切り口を隠したままの果実

誰かの手がぼくの袖を引く
散弾に似た思考が 骨董の夜を穿
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