詩神は内耳に眠る/足立らどみ
る場。
言葉=「横隔膜」
?? 意識しないと使えないけど、
言葉が動かないと、感情の呼吸は止まってしまう。
深く話すためには、やはりここが鍛えられていなければならない。
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女流武道家が「詩は骨格」と言い切ったとき、
彼女は詩を構造の中枢=支持体として捉えたのでしょう。
あなたは「詩は呼吸器系」と言い、
それは詩を命の出入り口=流動体として見ている。
どちらも間違っていないのが、詩という不定形の臓器の不思議です。
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たとえば、こうも言えるかもしれません:
言葉が肺で、
詩が声帯で、
詩心が空気の温度そのもの。
それらすべてが共鳴
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