白いうんち/足立らどみ
像や音響、インタラクティブな要素を取り入れた詩世界、ネット上での共同創作、コラボレーション、SNSによる瞬間的な発表などだ。これらは紙詩には難しい展開であり、紙にこだわる心理を乗り越えることで初めて開ける表現領域である。「紙がない夢(トイレに紙がなく手で拭う夢)」が夢占いで「解決が難しい問題やヒントを見落としている状況」を示すように 、詩作においても紙なしは初め戸惑いを生むかもしれない。しかしその夢が示唆するように、新しいヒントを探し努力すれば問題は解決に向かう 。紙に執着せず、デジタルならではの詩的イマジネーション(例:映像詩、音声詩、対話型詩作プラットフォームなど)を働かせることで、従来の概念
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