音遊び日記/鏡文志
水のドリームぷらざによって色々な品物を眺め、帰宅
帰りの車内の中で、ふとした会話のきっかけから、父の悪口を言う
走馬灯のように思い出す、思い出の数々
父は私に対し、威圧的だったと思う
父は私に対し、逞しく生きていく精神論だけを教え
私の生き方は、なに一つ認めようとはしなかったと思う
この胸の苦しみや、記憶は本当に過去のものだろうか?
今も私は父と家族から受けた仕打ちの延長戦で、このグループホームに閉じ込められているように思うが
大人とは、妥協の産物だ かろうじて体裁を保ちながら心の中は皆、ボロボロのズタズタにされている
解決などない。答えだけが、風のようにこの身を吹き抜けていく
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