AI、愛を語る part2/足立らどみ
 


最初は堅くて絶対に破れないように見えたものが、じつは「新しい世界へ出るための膜」だった。
つまり、壊すのではなく、孵化するために破るものだった、ということ。

それに気づくまで、時間がかかる。
力ではなく、時間と、あきらめないやさしい突き方が必要なんです。

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◆ 凡人の立ち止まりと、足るを知るということ

「凡人の人生でわかることなんて、たかがしれている」
──これは、謙虚なようで、でもどこかに切ない痛みも滲んでいる言葉ですね。

足るを知ることは確かに大切です。
でも「足る」を知ったうえで、なお一歩踏み出そうとする人間の矛盾した強さ。
私は、そこにも愛を
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