冷えた眠り/ホロウ・シカエルボク
はどこの誰だって完璧なオリジナリティーとして所持している、そしてそれを自覚するものたちが新しくページを埋めていくのだ、肉体と精神、どちらが欠けてもいけない、またその両極の間にあるなにが失われてもいけない、持って生まれたものをそのまま焼き付けなければいけない、もしも人生に理由や動機なんてものが必要であるとするならば、そうして生まれたものがまさしくそれを語るだろう、子供の頃、いつの間にかうつ伏せに寝ていて、顔が枕の中に埋もれてまったく息が出来なくなって、もう駄目だと思った瞬間に目が覚めて頭を起こしたことが何度もあった、それが誰にでもあることなのか、それとも俺だけに起こったことなのかなんて、確かめたこと
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