落選詩とその理由の分析/鏡文志
 
なくなるのが悲しいと詠んでいる。


>石のように硬く。それがとても懐かしい
漫画本とテレビ。コタツあれば眠る
鋭利さをしまう。それがとても寂しい


石のように硬い? なにが? と疑問が湧く。それは意思が堅いとか、だとしたら説明不足の感は否めない。それで伝わると思ったわけですが。二行目はややほのぼの感を出す。三行目の鋭利さをしまうは、そこまで鋭利だったことあったっけ? という疑問も湧く。


>揺れるものなきもの。なにかに守られていた日々
不機嫌を支えていた、駄々っ子のお世話


そしてここで妙に正直感を出して、俺は大したことなかった。誰かに守られていた
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