落選詩とその理由の分析/鏡文志
 
才能というのは、なんでしょう。一度才能のあると思う人と話し合ってみたいテーマであります。
僕が一つ思うのは才能のある人は記憶や、記録というものにとても敏感で、大切にしますね。
つまり表現者という意味ではですが。言葉というのは空気に消えてしまう。身振り手振りもそうです。
つまり動き、アクションであれ我々の言動全ては風の中に一瞬で消えてしまう。その一瞬で消え、記録されることもなく去っていくすべてを良しとすることなく、記録であり記憶であり、そう言った世界を大切にする。それが才能のあると僕が感じる人の特徴です。

落選した詩は、誰の記録にも記憶にも残りはしない。投稿した人間は、何故落選したかを一
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