詩岩/ホロウ・シカエルボク
たモデルチェンジに持っていくための時間と体力を無駄に使うことになる、いつでも書いて居られる身体を維持しておくべきだ、内容なんてどうだっていい、もしかしたら手応えだってね―ただ黙って書き続けているだけでいいんだ、どのみち書く側と読む側の感覚は同じではない、求めるものが一致することなんて夢物語に近いんだから、好きに書くだけでいい、自分のコントロール下に置けないものの方が、読み返してみると面白かったなんてこともあるものさ、基礎体力を作るトレーニングのようなものさ、なにをするにもそれが無ければ大したことは出来ない、水が流れ続ける川は深く広くなって行くものさ、深度と速度が増すと、昔みたいな濁流には見えないか
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