詩岩/ホロウ・シカエルボク
 
るかと、そいつがもしも首を横に振れば、俺はそいつへの興味のほとんどを失う、そいつはきっと違う理由で書いているのだろうから―どいつもこいつも手法にこだわる、見えるところさえ綺麗に色を塗っておけばそれでいいとでも思ってるんだろうさ、とりわけこの国には心ってもんが無い、遺伝子レベルで洗脳されている、そうされることに慣れている―だよね?だから、自我にこだわり続けている人間がまるで狂人のように扱われる、安全パイな幻想ばかりを選び、舗装された道を周囲と同じ速度で歩き続ける、そんな人生を疑いもしない傀儡にならなければ、誰も美味しいものを口に放り込んでくれはしない、とはいえそれは、別にここに限ったことじゃないのか
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