詩岩/ホロウ・シカエルボク
音楽や言語の旋律によって意識が肉体から引き?がされんとする瞬間、乖離の中に痛みや苦しみなど微塵もないことを知るだろう、人間としての知性と生物としての本能が共鳴するためには、生半可な覚悟じゃ到底成し遂げられない羅列が必要になる、それが意識の深奥を明らかにし、尚且つ、深層心理のストレージとして多分に役に立つ、普段意識出来ない階層というのは湖で言えば光が届かなくなる深さのその先、おいそれとは見ることが出来ない異形なるものたちが蠢くところ、そういう場所にこそ存在する理由がある、そちらに気を向けることが無い限り決して気付くことが出来ない、そういう領域にこそ―例えば俺が誰かに尋ねる、その場所を知っているか
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