詩想、自我なるもの/ひだかたけし
感情ってのはいつも夢見がちだし
意志に至っては爆睡しているし
あゝ 、、、今んとこ
目覚めてるのは
冷たく硬直した抽象思考ばかり
それでもね、
心の奥の木陰で
踊ってる奴が居るんだ
いつもいっつも
草笛の歌声響かせて
いつでも踊り続けて居るもの
毛づくろいする細やかな響きを
羽ばたきし始める羽毛の響きを
そうして飛び立ち飛翔する旋律を
振動する宇宙思考を露わにし
未来未知からの歌声に乗せ
踊り続けて居る貴い奴が
心の奥の木陰にいつも
いつでも潜んでいるんだ
☆
裸木立ち並ぶ森林の
降る雪散らし揺れに揺れ
肌刺す冷気は灰の雲、
飛ばし
[次のページ]
戻る 編 削 Point(5)