どうせすべては塵になるから/ホロウ・シカエルボク
つが犯す愚行だ、小さなケトルが蒸気を吹き上げる、マグカップを取って底にコーヒーの粉を落とし、湯を注ぐ、液状化した蒸気が茶色になって渦を巻いている、ブコウスキーの余った作品が一冊の本になるまでぶち込まれたハードカバーを捲りながらそれをゆっくりと飲み干すと、その日やるつもりだったほとんどが済んだ、たまには何も無い世界で頭を溶かさないと、時々本当に脳天が煙を噴き上げているかもしれないと感じるほど動き続けている時間がある、意気込みと作品にはなんの関係も無い、どんなに思いを込めた書いたものでも駄作は駄作だし、バラエティー番組を観ながら三行ずつ書いたものが絶賛されることだってある、こんなことを言うと傲慢に聞こ
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