3月初めのメモ/由比良 倖
 
分描くこと=筆を持った指先を動かすこと、を愛していた。と言うことは僕にも、僕なりに何か山桜や富嶽百景に値するものがあると言うことなのだろう。それはこのキーボードかもしれない。違うかもしれない。日本語かもしれないし、違うかも。

愛すること、愛されること、多分それだけでいい。そこに光があるから。それ以上の光があってもなくてもいい、納得出来る以上の光があるから。

でも、もっと実際的なことも書きたい。例えばすごく低俗みたいなことだけど、新しい眼鏡のフレームが微妙に合ってなくて、自力で完璧にフィットさせるのに苦労したとか。だって、眼鏡がずれたりしてるとげんなりするし、音楽が無いと嫌だし、音楽には
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