鬱と新作について/鏡文志
る話に切り込むことさえある。コロナの件で
「大したことなくないか? 自殺者が増えていることの方が問題では?」
と真っ先にテレビ局内で言っていたタレントが彼だったことを思えば、さもありなん。
立川談志師匠はたけしを自らの後継者として期待していたそうだが、タモリにはほとんど言及しなかったという。
私は言葉というものに筋を通し真っ当を突き詰めていくと、鬱にたどり着くと思う。
批評に次ぐ批評が言葉の世界には溢れている。思考者はこうじゃないか? と語る。しかしもう一方ではこうでもないと非判別の観点が出てくる。アイデアの宝庫だ。この世界を生きることは大変苦しい。それで僕は入院が必要かどうかはさておき
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