1月の日記/由比良 倖
1月15日(水)、
(一時間半くらい眠った。)
何故、世界はあるのだろうか? 何故、僕を含めた全ては生きているのだろうか? そういうことがいまだに気に掛かる。
ニック・ドレイクを聴いていると、世界に対する疑問なんて無くなるし、最近はエリオット・スミスを熱心に聴いてる。音楽の中にいると、結局のところ、僕は生きているのだし、そこには理由も、始まりも終わりも無いんだと感じる。
でも、ものすごく楽しかったり、ハイになっているときに、ふと空しくなったりする。全てがありのままにあるという事実が、すごく美しく見えたり、どうでもよく思えたりする。雪が水になって、蒸発して雨になって
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