あいうえおうた/鏡文志
ぁ、おいっすー!
と、そこへ酒を飲んだ目眩から姫神登場。
姫神:まー、なんと言っても万太郎さん。今年こそ貴方の目指す公へ向けて躍進してくださいな! 悲しみも喜びも教えるヒロバー。汚きに夢は覚め、破れて糸ビー。苦しくて漏れそうで思わず屁が、ブー。けだしむね、他意はなく、悪意なきベー。木枯らしの吹く季節。一人ただ、ボー
万太郎:ありがとう姫神、勇気づけられた! 俺は紙吹雪万太郎。合言葉は雷雨決行! 五月雨の止んだ後、花は咲き、まー。しみじみと聞いているその音ドレミー。素の顔は笑顔だけ、じゃないのさムー。狭い小屋ないている、羊の目がメー。その言葉胸の奥、締め付けてモー。
姫神:まー貴方! その域
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