見えない未来を信じて/岡部淳太郎
 

 ところが、そうして入院した病院にいられる時間は魏られており、ほんの二週間ほどしか入院出来なかった、そこで、その病院と協力関係にあるリハビリを中心に行っている病院に転院するということになった。十一月一日からそこに移って、現在もずっと入院している(発病から一八〇日は入院出来るらしい。つまりは約半年だ)。左手足の麻痺があるだけで他は大したことはなく、身体はいたって元気である。病院内でコロナ感染騒動などがあった時も、僕はそうした感染症とは無縁の日々を送っていて、現在も毎日のリハビリを頑張っている。それが、とりあえずの現状である。
 これより前の二〇二二年にもうっ血性心不全で二週間ばかり入院してお
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