祭りのあと/栗栖真理亜
 
込んだ事を確認すると、男は労るように僕の頭を優しく撫でた。
「ご褒美だ」
男は再び僕の後方にある蕾を玩び出した。
「あんッ……!やッ……!汚いッ……!ダメ……ッ!」
「ダメじゃないだろう?よく濡らしておかないとココが傷付くぞ?」
男は僕をたしなめながら、二本の太い指で抜き差しを始めた。
「こりゃ、小さすぎて先っちょしか入らないな。……おい、それでもいいか?」
僕は恐ろしい男の問いかけにただひたすらに首を振るしかなかった。
「よし。だいぶ潤んできたな」
男は満足したように指を引き抜くと、代わりに自慢の大刀を強引に僕の破れ目に差し込んだ。
「アッ……アアぁぁぁあああぁぁぁああああ!
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