首曳きの唄/栗栖真理亜
女を記念碑の裏へ引きずり込み、石に凭れ掛けさせたまま、彼女の服を襟口からすべてバラバラに引き裂いていた。
彼女は激しく抵抗したが、僕はそんなことなどまるで眼に入らないかのように夢中になって、彼女のいたるところに口付けた。
(私、見ちゃったのよ、死体を琵琶湖に棄てたとこを。ロッカーにも入れてたでしょ?死体。何でそんな事知ってたかって?だって、コッソリ跡つけてたんだもん。君の跡ついていけば、何か面白いことに突き当たりそうだと思って。そしたら、アレでしょ?びっくりしちゃった)
先程彼女が告白した言葉を頭に思い浮かべながら、彼女の哀願する声も無視して、パンティまでも引き裂き、指を引き抜くと一気
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