2024年、歌のわかれ/おまる
る者の多くが、たいてい詩人を自称して、出発するのである。
このことについては、まずこの社会の制度の問題があり、それ以上に文系イデオロギー(=弱虫)の闇の深さが、事態をここまでこじらせていることに寄与しているのだが、これ以上ごちゃごちゃ思考してもメンドクサイから「詩人も、作家も批評家も、同じ穴のムジナの屑だからだ」と解釈して、かたをつけたことにしている。
文章を書く人間、ましてや詩を書きたがる人間、ドロドロの屑であると断言できる。どっぷり「文系」に染まっている人間に会ったら、悪いことは言わない、さっさと立ち去ることだ。無視することだ。わたしはまちがっても「文系」なんぞにはならないつもりだ。リ
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