一万光年の彼方に/鏡文志
により、知性の肥大化を防ぐ知恵でした。どこでそんな知恵を編み出したのか考えついたのかは非常に興味深く、またミステリアスなのですが、それは正に保守の精神と精通するところがあります。同じこと同じもの同じ毎日を駱駝がものをよく噛んで何度も咀嚼するように続けていくことで、物事の理解を深めながら、道理と良識の世界に人は推し止まり生きることが出来るのです。人は純粋。ピュアネスと初心精神、初心心により心を清潔に保ち、活力と熱を失わずに生きることが出来ます。それはカマトトのようなウブを気取る、純粋さを着飾るといった斜めから見た視点では計り切れない人類を永劫回帰のような思想にも通ずる、見えざる神聖なる黄金のルールの
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