定めの夜/ホロウ・シカエルボク
 
食事だけでエネルギーを生成している、薄汚い端仕事で、特別モリモリ食う必要が生じるわけでもない、すべてがただそういうこととして、誰も見向きもしない絵画のように現在の後ろに流れて行く、だからなんだ、それがなんだって言うんだ?俺はソーセージを食う、ニンジンを食う、パセリも食う、ジャガイモも食う、要するにステーキの付け合わせだけを食うようなメニューだ、ステーキの代わりに大きめのソーセージが入っている、鉄板で中途半端に温もったポテトサラダが密かな愉しみだ、気のせいなのかどうかよく分からないが、最近少しポテトサラダが多くなった気がする、自分で思っているより俺はそれが好きなのかもしれない、食後のコーヒーはもう頼
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