ユートピアを考えていた。/あらい
も、多少の変化にびくつきながら過ごす、懐かしさもちょっとしたありえない夢も、抄録(コラージュ)したばかりで
気づけば景観を彫像する箱庭であるのに、ほんのすこしかいま見る窓辺では霧のむこうにある、風景とはひやりとなみだしたり、肖像がほころびたりするけれども、春がまた濡れている
あなただとして
〈枝と花で飾る、ことを。〉
おもいかえしては此等、あるがまま
?恣意ている?から ゆらぎ
(尾ひれがつく。そう想われるのだ)
すりつぶす星の粒が、ゆがんだ波が寄せては引いて、いつかの桜花を兆すまで闇が浮かび落ちる、わずかな影が同形な足で真直な選を追いたら、すくわれ続ける。うた
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