ナレーション魂?/鏡文志
 
勝ってなんぼ理解なんかしたって仕方ないという根っこの部分にある思いもあるのかも知れないな。結局そこまで正しいかどうかこだわりを持っている人なんかそれほど多いのか? という疑問があるのだ。しかしそれでも人々はお互いの正しさを主張して譲らない。それは思い通りにしたいという欲望があるからだ。そこで私は人々の説教や辛辣な言葉を鵜呑みにすることが浪費だと思ってしまう。結局どっかでみんないい加減だし、いい加減でない人間はみんな嫌なのに、嫌なものには理屈回避さえ辞さずに、あらゆる角度からダメを入れる。その言葉を間に受けるべきか? 反省は活かし、こうすれば次の態度は違うか? と期待し思考実験を繰り返しても、浪費に
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