ナレーション魂?/鏡文志
直ぐに色々な経緯があり、逮捕され拘置所に入れられた後、精神病院送り。そしてグループホームにて行動を管理制限された中で、それ以前より更なる不評を買う作品を書いている。外に出歩けない。体験が出来ないのだ。当然アイデアも乏しくなる。過去作品過去の経歴に縋る。自慢話。酸っぱい葡萄は勘弁してくれなどと評され、そこにイイねがつけられる。私は終わった人間ではなく、始まることが出来ず、始まることが許されていない存在なのだ。
精神病院の強制入院。あの悲劇は、私が14歳の頃の始まった。私の家族は病んでいる。長兄は幼い頃から病気持ちで社会に馴染めず、それより更に馴染めない私をいたぶる。両親は最初怒っていたが、自分たち
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