ナレーション魂?/鏡文志
 
あげつらねられて非難の目を浴びることから逃れられるのではないか? 私にはそう言う望みがある。社会的失敗者に対する人々の目は厳しい。なにを言ってもなにをやっても、論理の穴を突かれ、そこに人格的問題を指摘されてしまう。私は多くの成功者とスタートラインが違かったのだ。そう主張し、認めれらたい思いがある。人間的素質に関しては、機会を与えられれば与えられるほど、羽を伸ばし、評価されてきた経歴だってある。結局自分にどこかで質内容に自信があるのだが、それが自慢話にしか聞こえず、嫌味でしかないのだと思う。
私の着ている服は幼少時代相当ダサかった。私の髪型もまるで女の子の髪型だった。おかっぱ頭。漫画『まことちゃん
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