ナレーション魂?/鏡文志
 
ゃん』の主人公澤田まことにそっくりだ。私が近所で最初に遊んだ友達は、近所で最も人気のない女性だった。それらは私が自分で選んだものではなく、母や父親が私に相応しいものと思ってか与え、選んだ環境に振り回された結果である。私は多くを自分で選べず、選ぶことが許されなかった。何故選べなかったかといえば、私が三男坊に生まれ、一番身分下の立場であったことに多く起因している。長男はとてつもなく馬鹿だったが、兄弟の中で一番発言権、行動権が認められていた。こいつがとてつもないクソ野郎だった。私をいたぶり続けた挙句、私が抵抗してパソコンを壊し、自分が悪くもないのに警察に連れて行かれた時、泣いていたそうだ。
「○○が行
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