おもえば、わたし。うつわにしづか/あらい
 
/乾いた灰の風があふれ出す泥を嗅いていた。)脈打つ耳たぶに 溶けた色をつくる 両眼のパール。頭蓋のない琉金と祈りながら 行き先を告げない 無表情の地図に 震えが濡れた冷気を 青褪める宝石が夜になるほど、そばだて

『伝うその先で、お待ちなさい』

ああこらこら、せっかく板で囲っても。再読した屍を避け砂時計に戻す未来を、いまは目を覚ますと連れ去られたあと――そのあと、手首は炉露にヌメていた。身動きも取れないポケットにあって。ごめんね、地下鉄を何本か見過ごして/後ずさった。このたび

――しらせがきます。はぐらかすように暮れた空で/あなたとは ≒ はじめ、?海鳴り 透明な箱が?しばしば、べ
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