命のすべての闘いにおいて俺が語ることは/ホロウ・シカエルボク
 
のさ、これは俺にとって最高の調律であり、癒しであり、娯楽であり、戒律なんだ、この流れの中にしか俺は存在しない、ここに並べられているのが一番正直な俺の姿だ、どこの誰でもない俺自身だ、それが奇妙だというのなら、モンスターだのなんだのと好きに呼んでくれて構わないよ、俺にしてみりゃどうだっていいことだ、やるべきことをやって生き続けてさえいればそれでいい、どうだい、スピードは感じられるかい、血の温度は、脈動は、俺は正しくそれを伝えられているかい、もしも確かに君がそれをこの文章の中に感じられているのなら、君はどこかに俺のような生きものを飼っているのさ、同化を認めない、馴れ合いを認めない、自分の為だけに生きる感
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