水が絶えなければ循環は続いていく/ホロウ・シカエルボク
棄しているのかもしれない、本能とかけ離れながら本能に従って生きているとしばしばそういう現象が起こる、俺は人間でも動物でもない、俺という固有の存在に過ぎない、だからこうしたものを残す必要があるんだ、俺には前例が無い、後に続くものも無い、俺は俺が生きているうちにどんなことを思いながら生きていたのか、最深部まで辿って語る必要がある、それはきっと俺以外に誰も語ることが無い、俺以外に誰も知ることが無い世界だ、俺の言語は俺だけのものに変わり続ける、そのうちに俺にしか理解出来ないものになるだろう、それについては少し前にも書いた気がする、でもいまはその頃とは違う気持ちでこう書いている、俺は人間でも動物でも無い、本
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