結果や結論に付着物など無いものだ/ホロウ・シカエルボク
 
と、ひとつの点はそれ以上の意味を持って存在する、ひとつの点はある種の示唆のようになるし、暗示のようにもなる、矜持のようにもなる、不安定なものをうたうようでもあるし、揺るぎ無い完全体のようにも見えてくる、現代はひとつの点をひとつの点のままで捨て置いてしまう、そして一度結論が出たら見向きもしない、ファーストフードを食べ過ぎてすぐに出て来るものに信頼を置き過ぎる、バリューパックを食べたところで得をするのは財布の中身だけだぜ、金と時間をかけたほうが美味いものを食えるってやつらは知らないのさ、いや、もしかしたら、好き嫌いが激しいのかもしれないな、子供と同じさ、ずっと小学校に通っているつもりで生きているんだ、
[次のページ]
戻る   Point(4)