結果や結論に付着物など無いものだ/ホロウ・シカエルボク
 
だ、変わらない世界、自分を取り巻くものが未来永劫そこにあると信じていたいのさ、無難に、はみ出さずに、周囲との同調だけを頼りに生き続ける、その先に何がある?本当に変わらないでいるためには、変わり続けていなければ駄目なんだ、変化を繰り返し、瞬間瞬間の自分の根幹を理解し続ける、その努力をしない限り、人間は先へ行くことなど出来はしない、スクロールゲームみたいなものさ、置いて行かれたくなければ、画面の中で動きながら考え続けるしかないんだ、考えこんだときに脚を止めてしまう人間は、それがどれだけ真剣なものであってもリタイヤの意思だとみなされる、違うんだと声を荒げてももう遅い、脚を止めたのは自分自身なのだから、な
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