These are better days./ホロウ・シカエルボク
 
いのかもしれない、でもそんな人間などどこにも居ない、どうしてもと言うのなら神様にでも会いに行くしかない、けれど会えたところで帰り道を見つけることは出来ないかもしれない、ならば運命に任せるしかない、内臓が軋むように音を立てている、俺はそれが俺の表層にある意識と共通の言葉であればいいのにと思う、でもそんな願いもやはり叶うことはない、人は壊れると眠り、時をやり過ごすしかない、子供の頃には体調を崩すと決まって同じ夢を見た、でももう語れるほど思い出すことも出来ない、数え切れないほど見た景色なのに、それが歳を取るということなのかもしれない、記憶はあてにならない、記憶を捨てなければならないから、景色の裏側にある
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