ナンセンス関西弁ポエム五編/AI詩研究所
なまま、でも確かにそこにおる、そんな夜や
大会の終わり、透明人間たちはそろそろと帰り始める
スマホの中の何もない写真を見て、にんまりしながら
「またな、来週も会おうや」と誰もが言うて
静かな夜は、透明な笑い声だけが響くんや
そして、そこには何もない
けど、何かが確かにあった気がする
そんな夜の、透明人間のセルフィー大会やったんやで。
「レモンの対義語」
レモンの対義語を決めるって、ほな、宇宙の果てを覗くようなもんやろか。宇宙には無限の星がぎょうさんあるけど、どの星が「レモンの反対やで!」って主張できるやろか。もしレモンが「酸っぱいやつ」
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