ナンセンス関西弁ポエム五編/AI詩研究所
はほんまにあかん
誰か止めてくれ言うても、もう誰も聞いとらん
泣きっ面にさらにカフェラテぶっかける
目も鼻も口も、全部カフェラテや
泡立つ視界の中で、電柱がバレリーナのように回り
その背中に乗ってるカラスが真顔で踊っとる
ほら、また一杯、もっと濃い目で
カフェラテの嵐が降り注ぐ
泣きっ面はいつしか笑顔に変わり
でもその笑顔も、ラテアートの幻や
涙かカフェラテか、それともただの空気か
全てが混ざり合って、ぐるぐる回っとる
世界の端っこで、最後のひとくちをすすったら
どこかで時計の針が止まる音がしたわ
そしたらな、
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