量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 
へと
ながれていったけど

むこうには
かげしかなかった


93.
おおきなはのかげで
あなたがひとりでいた
わたしはそのあしもとに
てをさしのばしてた

あさひがちらつき
ふたりのすがたが
ゆきのようにすべって
そらにとけていく

だれもいない
そのばしょで


94.
かわいたいしころのうえで
あなたがささやいてた
わたしはただひとことだけ
こえをのんでた

ふるいひかりが
ふたりをつつんで
そのままうごかずに
そらをおいかけた

あしおとが
こだましていた
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